Gemini 3.8 Flash APIはいくら?思考トークンとキャッシュも含めて計算
Gemini 3.8 Flashのトークン・キャッシュ料金、計算例、無料枠の制限、GoogleとOfoxのAPI接続方法を解説。2027年の予定料金も確認できます。
GoogleのGemini 3.8 Flash Standard料金は、2026年12月31日まで100万トークンあたり入力$0.75、思考を含む出力$3.75です。 2027年1月1日からは$1.50と$7.50になる予定です。予算は実際の使用トークン数から計算し、キャッシュとツールの料金も加えます。
2026年9月14日確認。以下はGemini APIに直接接続する場合の料金であり、Vertex AIやOfoxの提供元別経路に同じ価格を保証するものではありません。料金表の出典はGoogleの料金ページです。
トークンとキャッシュの料金
トークン単価はすべて100万トークンあたりの米ドル額です。出力には課金対象の思考トークンを含みます。
| サービス | 2026年末までの入力 | 同出力 | 同キャッシュ入力 | 2027年1月以降の入力 / 出力 / キャッシュ入力 |
|---|---|---|---|---|
| Standard | $0.75 | $3.75 | $0.075 | $1.50 / $7.50 / $0.15 |
| BatchまたはFlex | $0.375 | $1.875 | $0.0375 | $0.75 / $3.75 / $0.075 |
| Priority | $1.35 | $6.75 | $0.135 | $2.70 / $13.50 / $0.27 |
キャッシュ保存料は別で、2026年末までは100万トークンあたり1時間$0.50、1月から$1.00の予定です。読み取りが安くても、ほとんど再利用しないキャッシュが割安になるとは限りません。保存時間と再利用回数を含めて計算します。
API予算の計算例
1,000回のリクエストで、毎回非キャッシュ入力2,000トークン、思考を含む課金対象の出力500トークンを使うと仮定します。これは計算用の条件であり、Geminiの典型的な出力量の実測値ではありません。
2026年12月までのStandard料金では、次のようになります。
- 入力:200万 ÷ 100万 × $0.75 = $1.50。
- 出力:50万 ÷ 100万 × $3.75 = $1.875。
- モデルのトークン料金合計:$3.375。ツール、保存、再試行は別です。
同じ使用量なら、1月の予定単価では**$6.75**になります。500トークンが表示される回答だけを指す場合、この見積もりは不十分です。課金対象の思考も含めてください。
キャッシュを使う場合は、そのトークンにキャッシュ読み取り単価を適用し、非キャッシュ入力から差し引きます。同じ入力を両方の単価で二重計上しないでください。保存料、ツール使用料、課金される失敗や再試行も加えます。
確認すべきusage項目
レスポンスの使用量記録をすべて保存します。ネイティブgenerateContentではusageMetadata.promptTokenCount、cachedContentTokenCount、candidatesTokenCount、thoughtsTokenCountを確認してください。候補の出力と思考は別項目なので、候補の出力だけでは課金対象の出力を過少に見積もります。UsageMetadataリファレンスに定義があります。
OpenAI互換レスポンスでは、提供元がcompletion_tokensと推論の詳細項目をどう定義しているか確認します。合計に推論が含まれていれば、さらに加算すると過大計上になります。特にツールやマルチモーダル入力では、見積もりを実際の提供元の請求記録と照合してください。
無料枠、検索グラウンディング、レート制限
Googleはモデルの入力・出力に無料枠を設けていますが、アカウントの利用資格とプロジェクトの上限が適用されます。Gemini 3.8 Flashの無料枠では検索グラウンディングは利用できません。 有料枠にはGemini 3.x全体で共有する月5,000リクエストの無料分があり、その後は検索クエリ1,000件あたり$14です。1つのプロンプトから複数の検索が発生することがあるため、1プロンプトを課金対象の1検索クエリとみなさないでください。
現在の上限はAI Studioで確認します。レート制限の説明には、プロジェクト単位の割り当てと利用ティアが記載されています。同じプロジェクトにキーを追加しても、独立した割り当て枠は増えません。
429が返った場合は、再試行の前にエラーの詳細、プロジェクトの割り当て、請求設定を確認します。短時間の集中と割り当ての使い切りでは対処が異なり、即時再試行を繰り返すと負荷を増やしかねません。APIエラーの説明を参照してください。
キーを取得してGemini 3.8 Flashを呼び出す
直接接続する場合はGoogle AI Studioでキーを作成します。新しいAI Studioキーは現在、デフォルトでauth keyです。古いStandard keyを使っている場合はAPIキーガイドに従って移行します。同ガイドはStandard keyからのリクエストを2026年9月に拒否すると案内していますが、日付は指定していません。これは既存の古いキー向けの移行であり、新規発行するすべてのキーに変換が必要という意味ではありません。
キーはサーバー側の環境変数で管理してください。以下のネイティブREST例ではGEMINI_API_KEYの設定を前提とします。
curl "https://generativelanguage.googleapis.com/v1beta/models/gemini-3.8-flash:generateContent" \
-H "x-goog-api-key: $GEMINI_API_KEY" \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{
"contents": [{"parts": [{"text": "Return only the sum of 17 and 25."}]}],
"generationConfig": {"thinkingConfig": {"thinkingLevel": "medium"}}
}'
この小さな例の期待回答は42です。リクエスト形式を示す例であり、モデル品質のテストではありません。思考レベルはlow、medium、highに対応し、minimalは非対応です。RESTではgenerationConfig.thinkingConfig内のthinkingLevelを使いますが、SDKではフィールド名が異なることがあります。対応レベルはモデルドキュメント、REST形式はgenerateContentリファレンスで確認できます。
Ofoxでの現在の接続方法
OfoxにはGemini 3.8 Flashが掲載されています。IDはgoogle/gemini-3.8-flashです。モデルページにはOpenAIとGeminiの両プロトコル、およびVertexの提供経路が記載されています。OpenAI互換のベースURLはhttps://api.ofox.run/v1、ネイティブGeminiはhttps://api.ofox.run/geminiです。
pip install openaiでPythonパッケージを導入し、サーバーの環境変数にOFOX_API_KEYを設定してから実行してください。
import os
from openai import OpenAI
client = OpenAI(
base_url="https://api.ofox.run/v1",
api_key=os.environ["OFOX_API_KEY"],
)
response = client.chat.completions.create(
model="google/gemini-3.8-flash",
messages=[{"role": "user", "content": "Return only the sum of 17 and 25."}],
)
print(response.choices[0].message.content)
if response.usage is not None:
print(response.usage.model_dump())
料金と対応パラメータは選択した経路で確認します。Googleへの直接接続の無料枠、サービス区分、検索無料分がゲートウェイにも適用されるとは限りません。今回の更新では掲載状況とプロトコル対応を確認しましたが、有料推論リクエストによる例の実行検証はしていません。
3.7から更新すると請求額は変わる?
両モデルの直接接続Standard単価は同じですが、出力と思考の量は変わり得ます。実際の業務で採用できた結果、トークン、再試行を比較してください。3.8と3.7の移行比較では、発売時のベンチマークと実務の移行確認を分けて説明しています。
現在の他社モデルも候補にするならDeepSeek V4.1 Flash・Gemini 3.8 Flash・Qwen3.8 Flashの比較を、古いV4比較から来た場合はDeepSeek V4のバージョンと別名の変更を先に確認してください。
よくある質問
- Gemini 3.8 Flashの料金は?
- GoogleのGemini API Standardは、2026年12月31日まで100万トークンあたり入力$0.75、思考を含む出力$3.75です。2027年1月からは$1.50と$7.50の予定です。ゲートウェイやVertexの料金は別途確認してください。
- 無料で使えますか?
- Googleはモデルの入力・出力に無料枠を設けていますが、利用資格とプロジェクトの上限が適用されます。無料枠ではGoogle Searchによるグラウンディングは使えません。有料枠の検索無料分も、無料リクエストや外部サービスに一律には適用されません。
- 予算に含めるトークンは?
- 非キャッシュ入力、キャッシュ入力、表示される出力、課金対象の思考に加え、キャッシュ保存料とツール料金を含めます。ネイティブgenerateContentのcandidatesTokenCountとthoughtsTokenCountは別項目です。互換APIのcompletion_tokensに思考が含まれている場合は二重に加算しません。
- OfoxのモデルIDは?
- Ofoxにはgoogle/gemini-3.8-flashが掲載され、OpenAIとGeminiの両プロトコルが記載されています。OpenAI互換のベースURLはhttps://api.ofox.run/v1です。実際に選ぶ提供元の経路で料金と対応オプションを確認してください。
- APIキーの作り方は?
- Gemini APIへの直接接続にはGoogle AI Studioでキーを作成します。新しいAI Studioキーはデフォルトでauth keyです。既存のStandard keyはGoogleの移行手順を確認してください。Ofox経由ではOfoxのキーを使い、いずれもサーバー側で管理します。
- 対応する思考レベルは?
- low、medium、highに対応し、デフォルトはmediumです。minimalには対応していません。設定方法はプロトコルとSDKによって異なります。


