Claude CodeでSonnet 5.5を使うには?モデル・effort・権限の確認
Claude CodeでSonnet 5.5を明示的に選ぶ手順を紹介。クライアント版、提供元のモデル対応、月額契約とAPI権限を分けて確認します。
Claude CodeでSonnet 5.5を明示的に選ぶには、そのIDを受け付ける提供元で、新規セッションにclaude --model claude-sonnet-5-5、既存セッションに/model claude-sonnet-5-5を使います。まずクライアント版とアカウントのモデル権限を確認してください。現在のAnthropic資料ではClaude Code v2.1.284以降が必要です。
クライアントがモデルを認識すること、提供元がモデルを提供していること、アカウントに利用権限があることは別です。2026年9月29日にClaude Codeのモデル設定資料で手順を確認しました。すべての月額契約や第三者エンドポイントで利用できると確認したものではありません。
バージョンを確認してモデルを選ぶ
ターミナルで実行します。
claude --version
claude update
claude --model claude-sonnet-5-5 --effort medium
claude updateはインストール済みクライアントを更新します。組織が管理している場合は、そのソフトウェア管理手順に従ってください。既存の対話セッションでは次を使います。
/model claude-sonnet-5-5
/status
コマンドが成功したと思い込まず、表示されたモデルと提供元を確認します。生成された回答の自己紹介は、実際に処理したモデルの証拠にはなりません。クライアント状態とレスポンスのメタデータを確認しましょう。
短い別名sonnetは便利ですが、対応先は提供元とクライアント版によります。現行資料ではAnthropic APIでSonnet 5.5を指しますが、一部クラウド提供元の別名は古いSonnetを指しています。完全なモデル名で意図を明確にしても、提供元が対応するIDとアクセス経路を使う必要があります。
既定値を変えるだけでは不十分な理由
Claude Codeの既定モデルが最新Sonnetとは限りません。現在の資料では、複数のアカウント・提供元区分でOpus 5.5が既定です。Sonnetは意図して選択します。組織がモデルを制限していれば、公開ガイドとは異なる選択肢になる場合があります。
ANTHROPIC_DEFAULT_SONNET_MODELなどの環境変数も別名の対応先を変えます。編集前に、ユーザー、プロジェクト、管理対象の設定を確認してください。実験を戻せるよう元の値を残し、1セッションを直すためにチーム共通の提供元設定を上書きしないようにします。
再現可能なテストでは明示的に選び、その後で永続的な既定値にするかを判断します。1回の試験のために、全リポジトリや全エージェント定義を変更する必要はありません。
作業に合わせてeffortを選ぶ
Sonnet 5.5 APIの既定effortはhighです。一方、Claude Codeのモデル設定資料ではSonnet 5.5の既定をmediumとしています。入口が違うため、同じ説明として扱えません。
要件が明確なコード変更では、資料に沿ってmediumから試せます。作業と結果に理由がある場合に上げましょう。対話クライアントの/effortか起動時の--effortを、アカウントの制限内で使います。管理設定の上限により、要求より低い設定が実際に使われる場合があるため、確認できる適用設定を記録してください。
Effortガイドでは、高いラベルが良い結果を保証しない理由を説明しています。隔離したブランチ、明確な合格条件、確認できる差分から始めましょう。ツール実行には権限が必要であり、マージ前に変更を確認する必要もあります。
月額契約のアクセスとAPI課金を分ける
Claudeの契約ログインとAPIキーは異なるアクセス経路です。「組織がClaude Codeの契約アクセスを無効にした」というメッセージは、アカウント方針によるブロックであり、Sonnetの障害を証明するものではありません。管理者に認められたアクセス経路を確認し、管理制限を回避しようとしないでください。
本記事の準備中、ローカルのClaude Code v2.1.281はその組織アクセスメッセージを返し、Sonnetのタスクを実行しませんでした。資料の最低版も下回っていました。したがって、この試行からモデルのテスト成功、所要時間、費用測定は主張していません。上のコマンド例は、文書に照らして確認した手順です。
承認済みのAPI経路がある場合、そのリクエストはAPI課金になります。月額契約も持っているというだけでは無料になりません。試す前に正確なエンドポイント、モデル、アカウント、現行料金を確認しましょう。提供元単価の計算はSonnet API料金ガイドで説明しています。
コード変更を依頼する前に基準状態を記録する
本番の認証情報や無関係な未コミット変更を含まない、自分で管理できる小さなリポジトリを使います。Claude Code を開く前に現在の commit と既存テストの結果を記録します。そうしないと、以前からの失敗を Sonnet の回帰と誤認したり、別の変更をモデルの成果と数えたりします。次はローカルの状態確認です。テストはプロジェクト既存のコマンドを使い、任意の新しいフレームワークを導入しないでください。
git status --short
git rev-parse HEAD
claude --version
claude auth status
認証の出力はローカルで確認し、記録には必要なアカウント種別と承認状態だけを残します。認証情報や環境変数の全内容をブログ、issue、プロンプトに貼らないでください。インストールや認証を組織が管理している場合は、その承認済み手順を先に解決します。クライアントの更新で組織の利用禁止を解除することはできません。
承認された更新後に claude --version を再実行します。update コマンドを発行したことと、shell が使う実行ファイルが更新されたことは別です。複数インストールでは古いバイナリーが先に見つかる場合があります。版が変わらなければ command -v claude を確認します。特に端末と IDE の動作が違うときは、パスとバージョンの両方を記録します。
意図せず既定値を変えないモデル選択
現在のモデル設定文書では、会話内の選択、起動フラグ、ANTHROPIC_MODEL、settings の model、既定モデル設定の順に優先されます。組織の管理制限は引き続き適用されます。より優先度の高い選択が有効なら、設定ファイルを一つ編集しても変わらない理由になります。
単独の試験では、対応する完全な ID と明示的な effort で起動します。
claude --model claude-sonnet-5-5 --effort medium
会話内で /status とモデル選択画面を確認します。現行文書では /model <name> を直接入力するとユーザー設定に保存され、次のセッションにも影響します。現在の会話だけ変える場合は /model を開き、選択画面のセッション限定操作を使います。既定のキー割り当てでは s です。この保存動作を確認せず、直接の /model コマンドを一時的な変更と説明してはいけません。
永続的に変えるなら旧設定を記録し、今の会話と新しく開いた会話を確認します。一度だけ試すなら起動フラグを使い、共有リポジトリ設定を編集しない方法が適しています。alias は提供元の推奨版に追随し、完全な ID は試験で要求した版を明示します。どちらもゲートウェイの実際の提供モデルを証明するものではなく、利用可能なクライアントまたは提供元のメタデータを確認します。
最初の課題に明確な範囲と正解を用意する
最初のコード課題には「プロジェクトを改善して」より、失敗するテスト付きの小さな計算バグが適しています。次は編集部が用意した合成データの練習です。記事準備中に Sonnet が作ったパッチではありません。
# expenses.py: intentionally incorrect practice function
def total(rows):
return sum(row["unit_price"] for row in rows)
単価 $4.50 のノート 3 冊と単価 $1.25 のペン 2 本では、誤った関数は $5.75 を返します。各行で数量を掛けてから合計するため、正解は $16.00 です。関数と同じ場所に次のテストを置きます。
# test_expenses.py
from decimal import Decimal
from expenses import total
def test_total():
rows = [
{"quantity": 3, "unit_price": Decimal("4.50")},
{"quantity": 2, "unit_price": Decimal("1.25")},
]
assert total(rows) == Decimal("16.00")
def test_empty():
assert total([]) == 0
if __name__ == "__main__":
test_total()
test_empty()
モデルを呼ぶ前に python3 test_expenses.py を実行し、最初の assertion が失敗することを確認します。失敗しなければファイルと import パスを調べます。予定した初期状態をまだ作れていません。traceback の細部ではなく、誤った計算を確認してください。
続いて、エラーだけでなく完全な課題を渡します。
expenses.py の total(rows) を修正してください。各行は quantity と
unit_price の積で、既存の Decimal 入力を維持します。空入力は 0 です。
変更は expenses.py だけ。テスト変更や依存追加は禁止です。
python3 test_expenses.py を実行し、実際の結果、原因、変更行、
未検証の前提を報告してください。commit、push、外部アクセスはしないでください。
実行していないテストを実行済みと書かないでください。
この指定で範囲と独立に計算できる正解が定まりますが、モデルが守る保証ではありません。diff を確認し、テストの弱体化や無関係な編集がないか調べます。ここでの対象は有効な行と空入力だけです。負数、欠落キー、不正なデータへの対応は別の製品要件で決め、小さな修正の中で勝手に仕様を増やさないでください。
ローカルの証拠で変更を受け入れる
会話後に git diff -- expenses.py test_expenses.py を確認し、自分でもテストを実行します。「通りました」という最終回答より、実際の終了コードと出力のほうが強い証拠です。2 行の計算とテスト未変更を確認します。assertion を $5.75 に変えて緑にしただけなら、バグは残っているため不採用です。
起点 commit、クライアント版、提供元、モデル、要求 effort、テストコマンド、結果、diff、レビュー判断を残します。モデル応答の前に組織ポリシーで止まった場合は「アクセス不可」であり「コーディング失敗」ではありません。ツール権限拒否と誤ったパッチも分けます。正しそうなパッチがあってもテスト未実行なら、独立検証まで「提案済み・未検証」です。
実際のリポジトリでは、関連する回帰テスト、型検査、ビルドも確認します。2 件のテストから一般的なコーディング能力を推定しないでください。この練習はアクセス経路、ファイル編集、受け入れ手順が連携することを確かめ、大きな課題に進むためのものです。
以前の設定へ戻す
起動フラグだけ使った場合は会話を終了し、次の会話の状態を確認します。保存済みの既定値を変えたなら、対応する選択画面または設定手順で以前の値に戻して確認します。組織管理設定には触れません。削除するのは自分で作った練習用ファイルだけです。共有リポジトリを無差別に reset や clean して試験を取り消さないでください。
結果は、アクセス不可、モデルには到達したが受け入れ可能なパッチなし、パッチ提案済みだが未検証、独立検証で合格、の 4 つに分けられます。これでインストールや権限の問題をモデル評価に混ぜず、自信のある説明を動作するコードと取り違えずに済みます。
実際の症状を切り分ける
| 症状 | 最初に確認すること |
|---|---|
| クライアントがモデルを認識しない | クライアント版と正確なモデルID |
| 選択画面にモデルがない | 提供元の対応、組織制限、クライアント版 |
| 組織による契約無効化メッセージ | 管理者が認めたアカウントの利用経路 |
| 401認証失敗 | 認証情報と選択中の課金・提供元経路 |
| 選択後にAPI 400 | リクエスト項目とSonnet 5.5移行要件 |
| ツール間で無言に見える | モデルの有無だけでなく応答・表示動作 |
404だけで全体障害と判断したり、429だけで契約解約と判断したりしないでください。秘密情報を除いたエラー本文、時刻、クライアント版を保存します。問い合わせにはトークン、環境変数の全出力、非公開リポジトリ情報を添付しないでください。
ネイティブAPIの変更はSonnet 5.5移行チェックリスト、旧モデルから切り替える判断はSonnet 5と5.5の比較を参照できます。
よくある質問
- /model sonnetは必ずSonnet 5.5ですか?
- いいえ。別名は提供元とバージョンで変わります。現行の対応先を確認し、固定したい場合は対応する完全なIDを使ってください。
- なぜ組織がClaude Codeをブロックしているのですか?
- その方針を確認できるのは管理者です。エラーは利用制限を示し、Sonnetのコード品質や一般提供状況の証拠にはなりません。
- 本記事ではSonnetを実際にテストできましたか?
- いいえ。ローカル試行は組織権限で停止し、クライアントも古い版でした。この制約を明示したうえで、現行資料に基づいて手順を説明しています。


